予防はとっても大切
定期的に通わないといけないの?

『3ヶ月に1度来てください。』私達にとっては当たり前と思う言葉なのですが、患者さんから見れば『痛くもないのに何で通わなくてはならないの。』と思われがちです。
予防を前面に出しすすめる歯医者さんは多くありません。しかし、患者さんの事をまじめに考えて、良い治療をしたいと考えれば『3ヶ月に1度』は大切な言葉なのです。
フィンランドのように定期的な予防治療が義務づけられている国もあるくらいです。
日本国において予防治療が大切だという認識が薄いのは少々残念ですが、定期的に来院され、良い衛生状態が保たれている口腔内を見ると喜ばしい限りです。
ちょっとした習慣を変える事でお口の中は大きく変わるのです。

予防プログラム
当院では専門知識をもった歯科医師、歯科衛生士によって歯の表面の細菌を徹底的に除去するPMTC等の治療をします。
予防のための意識改革
予防には患者さんの意識の改善も必要な場合があります。
虫歯の出来る過程や、身体が虫歯を防ぐ自己防衛手段などを学ぶ事も大切なことです。

上のグラフは、歯が自分の力で虫歯にならないようにする働き(再石灰化)を表したものです。
食べ物を口にする事によって、脱灰が起こります。その後、徐々に再石灰化が始まり、虫歯を防ぐ役割を果たします。
しかし、不規則な食事等をすることで、再石灰化の働きを妨げる結果を招いてしまいます。
予防をすることは、医院でのケアと正しい予防の知識を得る事が必要だと考えています。
予防の意識をもって望めば
10年という長い期間がたてば歯ぐきの状態は悪くなってしまうものです。
下の写真が示すように、メンテナンスをしっかりすれば、13年経っても悪くならないようにすることが可能です。
むしろ、良くなってしまうケースも多くあります。

初診時の写真

13年後も良好な口腔内